配当利回り6%超!タマホーム株に潜む3つの不安点

はじめに
「有名企業の株=安心」と思っていませんか?
そんなあなたにこそ、この記事を読んで気をつけてもらいたい会社がタマホームです。
高配当で人気の銘柄ですが、実は“数字に隠れた落とし穴”も存在します。
この記事では、タマホームの株を買わないと判断した3つの理由をわかりやすく解説します。
- 配当性向の高さに潜むリスク
- 利益が減る中の“無理な増配”の真実
- 安定性を見極めるためのチェック指標も紹介
「配当利回りが高い=買い!」と即断する前に、ぜひこの記事で冷静に分析してみてください。
僕の結論
先に結論をお伝えすると、僕は現状では投資しないです。
理由は以下の3つです。
① 配当性向が高すぎる
② 指標(売上高・EPSなど)が2025年に入って低下傾向
③ 指標が下がっているのに配当金が増配される予想(無理を感じる)
それぞれの理由は後ほど解説しますが、まずは簡単にタマホームを紹介します。
タマホーム(1419)とは?
タマホーム株式会社(銘柄コード:1419)は、日本の住宅建設業界で注目されている企業です。
ざっくり企業情報をまとめました。
企業情報
– 分類:建設業(注文住宅)
– 上場市場:東京証券取引所 プライム市場
– 時価総額:約1,035億円(2025年3月14日時点)
– 主な強み:低価格・高品質住宅、木造住宅の専門性、全国的なブランド認知度、事業の多角化
分析した指標(配当関連)
・配当利回り
5%超えてくるのはかなり熱いですね。
購入タイミングによっては6%も狙える。
・一株あたりの配当金
利回りも良い分、もちろん配当金も良い感じ。
綺麗な右肩上がりが美しいです。
・EPS(1株あたり利益)
2025年の予想がぐんと低いのが気になるポイント。
配当金に振りすぎて、利益が圧迫しているのでこの下落が今年だけであることを祈るばかり
・配当性向
ここはちょいと高いな〜。と感じるところ。
30~50%のレンジに収まってくれてたら、健全なライン。
そこを超えての60%超えは高すぎるかな。と感じる。
タマホームの安定性分析(営業利益率・営業CF)
営業利益率と営業キャッシュフローの推移をグラフ化して分析しました!
過去10年赤字なしは文句なしに良いこと。
ただ営業利益率が5%以下は正直言って、なしです。笑
利益率が低い=手元に残るお金が少ない
ということなのでせめて8%以上は欲しいです。
僕の考え方
僕は「配当性向が高すぎて無理を感じる」と考えています。
具体的には以下の3点
① 配当性向が高すぎる
配当性向62%超えというのは少し危険ラインです。
配当性向は30~50%が望ましいラインであり、タマホームの配当性向は少々無理しているように感じる。
② 2025年に指標が低下傾向
EPSや営業CFなどの重要な指標が2025年になって低下しています。
売上高が減る中で配当金を維持または増配するのは、長期的に持続可能なのかが不安です。
③ 指標が下がる中で配当が増配されている
「増配・高利回り!!」
と嬉しい部分はありますが、利益が落ちている中で増配を続けると、いずれ減配のリスクが高まります。
それに無理な配当は株価にも悪影響を与えます。
結論(まとめ)
僕は安定的で安心して投資できる企業を好みます。
なので、今回の分析からすると、現状ではタマホームへの投資は控えます。
📌ただし、配当利回り自体は高いので、短期的なインカムゲイン狙いの人にとっては候補になるかも。。