【PBRとは?】割安株の見極め方を初心者向けに解説

はじめに
「この株は割安なのかな?」
「PBRってそもそもなんなの?」
という疑問を持っている投資初心者のあなたへ
今回は、高配当株投資でもよく使われる指標のひとつ
「PBR(株価純資産倍率)」について、わかりやすく解説します。
この記事を読めば、、
✅ PBRの意味と計算方法
✅ 割安・割高の目安
✅ 実際に使える調べ方と活用方法
がまるッとわかります。
初心者でも使いこなせるよう、図解と具体例を交えて丁寧に説明していきます!
1. PBRとは?
ライオン先生〜〜
変な横文字が出てきてわからないよ〜泣

おいおい、変な横文字ってなんなのさ

PBRなんだけど、
大事な指標ってのは教わったんけどよく分からなくて、、

PBRのことか!
よくPERと混同しがちやけど、全然違うからしっかり解説していくな!

PBR(Price Book-value Ratioの略でピー・ビー・アールと呼びます)とは、
株価が1株あたり純資産(BPS)の何倍になっているかを表す指標です。
純資産??BPS??
何が何か分からないよ、、、

簡単に言うとPBRとは、
その会社の「本当の価値」と「みんながその会社にどれだけお金を出しているか」を比べるための数字です。
例えばですが、、、
- 君の銀行口座に1,000円入っているとします。
- 友人が「その口座を2,000円で買いたい!」と言ったら、どう思いますか?
- 口座の中身(本当の価値)は1,000円だけど、友人は2,000円で買いたいと言っているから、
- 「みんなが君の口座を本当の価値より2倍高く評価している」ことになるよね。
この「口座の中身(本当の価値)」と「みんながつけた値段(実際の値段)」の比率がPBRです。
【計算の方法】
PBR = 株価(みんながつけた値段) ÷ 1株あたりの持ち物の価値(BPS=1株あたり純資産のこと)
- 株価の値段が1,000円
- 1株あたりの持ち物の価値が2,000円
この場合、PBRは「0.5倍」になります。
これは安く見られてる状況なんだね!

- PBRが1より大きいと、「みんなが本当の価値より高くその会社を評価している」
→人気がある
→企業の価値が評価されている
- PBRが1より小さいと、「本当の価値より安く見られている」
→人気がない
→その企業の価値が低いと評価されている
PBRの注意点
じゃあ1.0以下の会社に投資すればいいんだね!

ちょっと待って!!
それは違うで。

安く評価されてるならそっちの方がいいんじゃないの??

実はそんな単純じゃないねんな。。
ほなPBRに注意点を解説していくで!

PBRは低ければいいのか?
PBRが低いほど「株価が割安」と考えられるのは事実です。
ただ、「低ければ低いほど良い」とは限りません。
低PBR=必ずしも「お買い得」ではない理由
- 将来への期待が低い場合が多い
PBRが低い会社は、将来の成長や利益が期待されていない場合が多いです。
単に「安い」だけでなく、「この会社は今後もうからないかもしれない」と市場が考えている可能性もあります。
- 業種や企業ごとに違いがある
銀行や鉄鋼など、そもそもPBRが低くなりやすい業種もあります。
他の業種と単純に比べて判断するのは適切ではありません。
- 経営がうまくいっていない場合も
資産は多くても、その資産をうまく使って利益を生み出せていない企業は、PBRが低くなります。
まとめ
- PBRが低いと「割安」と言えるが、必ずしも「買い」ではない。
- 「なぜ低いのか」をよく調べ、将来の成長性や利益の見込みもあわせて判断することが大切です。
PBRの値が高いほど割高、低いほど割安を示すけど、
業種や企業の特性を考慮して、他の指標と併せて総合的に判断することが大切やな!

2. PBRの割安・割高の目安
一概に『1.0以下=買い』じゃないことはわかったけど
何が基準が分からなくなっちゃったよ。泣

確かに基準がないと分からないね。
じゃあPBRの目安について解説するわ!

一般的な目安を表にしました!
PBRの値 | 割安・割高の目安 |
---|---|
1.0倍未満 | 割安(株価が資産価値より低い) |
1.0〜1.5倍 | 適正水準 |
1.5倍以上 | 割高(期待値で株価が上がっている) |
PBRが1.0倍以下だと割安と判断されます。
その理由として、「会社が解散時に戻ってくるお金が多くなることから、お得という意味もあります💡」
◯もし会社が解散したら、、、
✅ 1,000円出して投資
→ 解散時に1,250円戻ってくる
→ お得!(PBR=0.8)
✅ 1,000円出して500円しか戻らない
→ 損!(PBR=2.0)
みんなが1.0以下をお得!っていう理由には
こういった背景があるんやで。

なるほどね〜!!

4. 実際の使い方:過去比較と業種比較がカギ
意味はわかったけど、
実際にはどう活用すればいいの?

知ってもも、使えなかったら意味ないからな!
ほな実際の使い方を教えていくで。

PBRを使って「今の株価が安いのか?」を判断する有効な方法は、
- 過去の平均PBRを見る
- なぜ低いのか?の理由を探る
- 同業他社との比較する
◯過去の平均PBRを見る
IRBANKなどで過去10年のPBRを確認し、今の値と比較します。
調べ方は超簡単!!
1. 「IRBANK 〇〇(会社名)」で検索

2. 出てきたのをタップ👆

3. 「PBR」のところをタップ👆

4. これで過去のPBRが見れます!

過去のは出たけど、平均は出ないの??

IRBANKでは平均は出ないねん。
ただ過去を見るだけでも正直十分◯
平均もしっかり見たい人は自分で計算が必要やな。

◯「なぜPBRが低いのか」を調べる
IRBANKで見てみて、PBRが低いと分かったら
次に「なぜ低いのか?」を調べます💡
例えばですが、INPEX(1605)という会社のPBRは0.49倍です(2025/5 現在)
過去から見ても、普通な基準ですね。
(ちなみに過去10年の平均は0.485倍です)
そこで調べる方法として「Perplexity(パープレキシティ)」というAIを使います!

質問はそのままでいけます。
「INPEXのPBRが過去の基準と同じくらいなのはなぜですか?」
と聞いてみます。

すると。。。

このようにめっちゃ教えてくれます。
でもこの情報をそのまま鵜呑みしても大丈夫なの?

それはOKやな。
会社やまとめてあるサイトからのデータをまとめてくれてるから比較的に安心やな。
ただ最終的に自分の手でその会社の決算資料を見た方が確実やな。

◯同業他社と比べる
同じ業種の平均PBRと比較して、「この企業だけ特に低い」なら割安の可能性もあります。
ただ正直、めんどくさいですよね。笑
(僕も2,3社くらいしか比較しないです🤫)
なので、ここも「Perplexity(パープレキシティ)」を使いましょう。
ただ複数の会社を同時に調べると間違いが多くなるので、
(僕も何度か試しましたが、違うデータを引っ張り出していました。。)
1 「〇〇社の同業他社を教えて」
2 「A社のPBRを教えて・B社のPBRを教えて」
と分けて聞いてみましょう💡
正直、けっこうめんどくさいね。。。

まあ、ここまではいいかな。ってラインやな。
◯過去の平均PBRを見る
◯「PBRが低いのか」を調べる
はやってほしいな。

5. PBRと合わせて見るべき他の指標
じゃあPBRだけ見とけばいいのか!!

ちょっと待った!!
それは危ないで。

何が危ないの??

PBRだけで見ると、悪い会社に投資してしまう可能性がめっちゃ高いで。
それじゃあ他にも見るべき指標をサラッと見てみよか。

PBRは単体ではなく、他の指標と組み合わせて使うことで、より精度の高い投資判断が可能になります。
◯ PER(株価収益率)
→ 株価が利益に対して何倍になっているか。
◯配当利回り
→ 配当がどれくらい出ているか。
◯自己資本比率・ROE
→ 財務健全性や資本効率が確認できる
う〜ん。どれもわかるような。分からないような。

一度に覚えなくてええで。
ただPBRだけで判断したらあかんってこと。

6. まとめ
これまでをまとめると、、
- PBRは「資産価値から見た割安度」が分かる指標!
- 1.0倍以下で割安、1.5倍以上で割高が目安
- 過去の比較・なぜなのか をセットで見るのがコツ!
- PerplexityやIRBANKを活用しよう
PBRについてもわかったし、
活用方法もわかったよ!!

色々と難しい言葉もあるけど、
一つ一つ分かりやすく解説していくからちゃんとついてきてな!

PERとあわせて、PBRを使いこなせるようになれば、高配当株の“割安な買いタイミング”をつかむ精度が一気に上がります!
ぜひあなたの投資判断に活かしてください!📈