【EPSとは?】初心者でもわかる3つの活用術

「EPSってよく聞くけど、なんとなく難しそう…」
「1株あたりの利益って、投資判断にどう関係あるの?」
そんなあなたのために、この記事では
EPSの基本から活用方法まで をわかりやすく解説します!
✅ 投資初心者でもすぐ理解できる
✅ EPSを使って“割安株”を見つけられるようになる
✅ PERやROEと組み合わせることで、企業分析の精度がグッとUP!
数字が苦手な方も安心。図や具体例を交えて解説しているので、
読み終える頃には「EPSって簡単かも!」と思えるはずです😊
要約
EPSとは「1株あたり利益」のことです。
- EPSとは1株あたりの利益を示す指標
- EPSの推移を見ると企業の成長性がわかる
- PERやROEなどと組み合わせて見ると、企業の「収益性」や「割安度」が判断できる
- EPSだけでなく、他の複数の指標と合わせて見るのが大切
企業の“本当の収益力”を測るうえで、とても重要な指標です。
EPSとは?
ある日、こうはいくんが企業を調べていると、「EPS」という単語が出てきました。
「EPS」ってみたことあるけど、どういう意味なんだ??

「EPS」は1株あたり利益のことなんやけど、もっと分かりやすく説明していこか!

EPS(Earnings Per Share)=1株あたり利益のことを指します。
企業が出した最終的な利益(当期純利益)を、発行している株式数で割って求めます。
📌 計算式:
EPS = 当期純利益 ÷ 発行済株式数
純利益から株式数を割ってどうするの??

【図① EPSの計算イメージ】

(参照:日本経済新聞HPより)
- 純利益2,000億円の会社があるとします。
- 発行済株式数が10億株だった場合…
➡ EPS = 1,000億円 ÷ 10億株 =200円
つまり「この会社は1株あたり200円の利益を出している」ってことやな。

それがどうかしたの?
それで何がわかるの?

EPSを見ると何がわかる?
EPSが高いほど、1株あたりでより多くの利益を出しているといえます。
ただし、「EPSが高い=良い会社」とは限りません。
EPSの推移や、他の企業と比べることで初めて意味を持ちます。
それでは活用法を見ていきましょう💡
EPSの活用法①:企業の収益力を測る
EPSが毎年増えていれば、企業の利益成長が続いている証拠です。
✅ EPSが右肩上がり
→事業が安定して成長している可能性が大きい
✅ EPSが毎年バラつく
→安定性に欠けている証拠
過去10年分のEPSの推移をチェックするのが目安やな。

EPSの活用法②:PERと組み合わせる
PER(株価収益率)は、株価がEPSの何倍かを表す指標です。
これはこの計算式で求めます⬇️
📌 計算式:PER=株価 ÷ EPS
例えば…
株価が1,500円 / EPSが100円
の場合は、、
1,500円 ÷ 100円 = 15倍
PERは15倍になります。
✅ PERが低い=割安かも?
✅ PERが高い=期待値が高く、割高な可能性も
これって基準とかあるの?

15倍以下が割安・15倍以上が割高ってのが基準やな。
ただ業種で結構違うから、一つの目安くらいでええで。笑

EPSの活用法③:ROEとあわせて企業の効率性を分析
ROE(自己資本利益率)は、株主のお金をどれだけ効率よく使って利益を出しているかの指標です。
ROEってなんだっけ?

そんなあなたには以前に「ROEについて」の解説しているので合わせて見てみてください⬇️
このROEとEPSの組み合わせですが、、、
📌 EPSが高い・ROEが低いと…
→ 自己資本をうまく活かせていない
📌 EPSが高い・ROEも高いと…
→ 優良企業の可能性大!
というふうに見分けることができます。
これは、、
- EPSが高い会社は「たくさんお金を稼いでいる」ので、株を持っている人にとってうれしい会社です。
- ROEが高い会社は「お金の使い方が上手で、効率よく利益を出している」ので、経営の力がある会社です。
→ この2つが高い会社は、「たくさん稼いで、しかも上手にお金を使っている会社」となります。
そのため、投資家(お金を出す人)から見て「優良な会社」と思われます。
EPSの注意点
じゃあEPSが高い会社に投資すればいいんだね!

それは違うで。
EPSが高いだけで選ぶと失敗するから、注意点をまとめたで。

EPS(1株あたり純利益)を使う際には、以下の点に注意が必要です。
- 発行済株式数の変動に影響される
→EPSは「純利益 ÷ 発行済株式数」で計算されるため、企業の利益が変わらなくても、自社株買いや株式分割などで発行済株式数が変わるとEPSも変動します。
- EPSの増加=利益の増加とは限らない
→例えば自社株買いで株数が減れば、利益が変わらなくてもEPSは上がります。
そのため、EPSの数字だけで企業の業績が良くなったと判断しないことが大切です。
- EPSだけで企業の良し悪しを判断しない
→EPSは企業の収益性を表す大事な指標ですが、PERやPBR、ROEなど他の指標と組み合わせて総合的に判断する必要があります。
- 業績以外の要因で変動することがある
→株式分割や第三者割当増資など、業績とは関係ない要因でもEPSが増減することに注意しましょう。
まとめると、EPSは企業の収益性を測る便利な指標ですが、
株式数の変動など業績以外の要因にも左右されるため、必ず他の指標とあわせて総合的に判断することが重要です。
まとめ
📌 EPSのポイントおさらい
- EPSとは1株あたりの利益を示す指標
- EPSの推移を見ると企業の成長性がわかる
- PERやROEなどと組み合わせて見ると、企業の「収益性」や「割安度」が判断できる
- EPSだけでなく、他の複数の指標と合わせて見るのが大切
EPSだけ見るのはだめなんだね。

EPSだけ見て、投資判断すると、
ハズレ企業に投資してしまう可能性があるから気をつけてな。

「この企業は、1株あたりどれくらい稼いでくれてるのか?」
それをしっかり見ることで、投資の判断がもっと確かなものになります!
一緒に学んでいきましょう✨
今後も、他の指標との組み合わせ方や実践例を紹介していくので、ぜひチェックしてくださいね!📈✨