ROEとの違いは?自己資本比率の見方を完全解説!

「自己資本比率ってよく聞くけど、何を示しているの?」
そんな疑問ありませんか?
この記事では、
「自己資本比率とは何か?」を中心に、
ROE(自己資本利益率)との違いや投資判断への活かし方をわかりやすく解説します。
📌 ストーリー仕立て&図解つきだから、数字が苦手でも安心して読めます!
企業の“中身”を見抜く力を身につけて、投資の精度を一段引き上げましょう!
安定企業はどこにある?
ある日、投資初心者の「こうはいくん」は悩んでいました。
「この会社って、本当に大丈夫なのかな…?」

そんなとき、投資の先生「ライオン先生」が現れました。
「企業の“安定性”を見るなら、自己資本比率をチェックするのが大切やで」

「自己資本比率…?それってなに??」
自己資本比率とは?
📌 自己資本比率とは、企業の全資産のうち、どれだけ“自分のお金(自己資本)”でまかなっているかを示す指標です。
💡図解:「自己資本比率のイメージ」

(参照:https://management-accounting.biz/equity-ratio/)
資本は自己資本・他人資本・総資産の3つでできています。
【自己資本】= 株主からの出資+過去の利益の蓄積
【他人資本】= 借金など
【総資産】= 自己資本 + 他人資本
✅ 自己資本比率が高い企業ほど、借金に依存せず自分たちだけで経営できる!
計算式と目安
📌 計算式はとってもシンプルです👇
自己資本比率(%)= 自己資本 ÷ 総資産 × 100
例えばA社の資本が、、、
- 自己資本:10億円
- 総資産:50億円
だった場合、、
- 自己資本比率:10 億円÷ 50億円 × 100 = 20%
この会社の自己資本比率は 20% になります!
どれくらいあったら、いい会社なの??

📌 一般的な目安はこんな感じ👇
自己資本比率 | 意味 |
---|---|
50%以上 | 財務的にかなり安定している |
30〜50% | 平均的でまずまず安心 |
30%未満 | 借金多め、リスクありかも? |
自己資本比率40%以上の中小企業の会社が10年以内に倒産する確率は3.5%です。
なので、上場企業かつ自己資本比率60%以上なら倒産リスクはかなり低いと言えます。
高すぎても低すぎてもダメ!?
高いほどいいってこと?

一概にそうとも限らへんで。自己資本比率と一緒に“ROE”も見るんや

ROEってなんだっけ?

ROE(株主資本利益率)とは?
📌 ROE(Return on Equity)=「株主が投資したお金を、どれだけ効率よく利益へ変えているか?」
📌 自己資本比率とROEのバランスが重要です!
✅ 自己資本比率が高い → 財務は安定するが、成長の機会を逃すリスク
✅ ROEが高い → 株主資本を効率的に活用しているが、借金依存度が高い可能性も!
📌 例えば…
- 借金が多い企業はROEが高く見えることがある
(ただし、金利負担や経営リスクが増大)
- 自己資本比率が高すぎると、成長投資が不足する可能性も!
自己資本比率とROEのバランスが大事!
じゃあ、どうやって自己資本比率とROEを見ればいいの?

📌 大切なのはバランスです👇
図解:「自己資本比率×ROEマトリクス」
ROE 高い | ROE 低い | |
---|---|---|
自己資本比率 高い | ◎ 優良企業(超安定&成長) | △ 安定はしてるが効率やや低め |
自己資本比率 低い | ▲ 攻めすぎ?(リスク高め) | ✕ 借金多くて効率も悪い |
「なるほど!バランスを見れば、安心して持てる会社が見えてくるんだね!」

投資のヒント
📌 自己資本比率は“安定性”、ROEは“効率性”を見る指標!
📌 両方のバランスがとれている企業は長期投資におすすめ!
📌 自己資本比率は50%以上が目安。30%未満は注意が必要。
📌 ROEは10%以上あると優良企業の目安!
まとめ
「財務指標ってむずかしいと思ってたけど、物語で学ぶとおもしろいね!」

📌 自己資本比率は、企業の“土台”の安定性をチェックする超重要ポイント!
📌 高配当株投資では、安定した財務体質の企業を選ぶのがカギ!
📌 ROEとセットで見ることで、成長性とのバランスも見えてくる!
「ほな、次は“営業利益率”についても学んでみよか!」

次回も、こうはいくんの冒険はつづく…!📘✨