【図解で学ぶ】ROEの意味と使い方|投資初心者が知るべき“効率の指標”とは?

はじめに
ROEってよく聞くけど、正直よくわからない、、、
効率の良い企業って、どう見抜けばいいの?

そんなあなたへ!
今回は、投資指標の中でも特に重要な「ROE(自己資本利益率)」について、わかりやすく解説します。
ROEを学ぶことで以下のことが分かります。
- ROEとは「株主のお金をどれだけ効率よく使って利益を出しているか」の指標!
- ROEが高い企業ほど、少ない資本でしっかり稼げる!
- ただし“借金トラップ”に注意!ROEの落とし穴も学ぼう!
ROE(自己資本利益率)とは?
ROE=Return on Equity(自己資本利益率)
📌 計算式 ROE = 純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)
英語や数字を出されると、、、

とりあえず説明はしたけど、覚えなくて大丈夫🙆♂️
次から図解と具体例で分かりやすく説明していきます。
具体例
- 自己資本100万円で純利益10万円 → ROE10%
- つまり、株主が出したお金で10%増やしたという意味!
もしROEが50%だったら、50万円も稼げてるってこと?

その通り!!
ROEが高い=効率よく稼げる企業ってことです!
ROEが高い企業はどんな企業?
会社 | 自己資本 | 純利益 | ROE |
---|---|---|---|
A社 | 10億円 | 1億円 | 10% |
B社 | 5億円 | 1億円 | 20% |
C社 | 2億円 | 1億円 | 50% |
図のように同じ1億円の利益だとしてもROEは大きく変わります。
C社は少ない資本で大きく稼げている=超効率的!
ということになります。
車で例えると、、
もし見た目や内装も全く一緒で
◯レギュラーガソリン 1Lで20kmも走ってくれるA車
◯レギュラーガソリン 1Lで5kmしか走らないB車
あなたならどっちに乗りたいですか??
もちろんA車ですよね!
(癖のある車が好きなんだぜ。。という人は知りません。笑)
ROEの落とし穴:「借金トラップ」に要注意!
📌 ROEは借金(負債)を使うと“見かけ上”高くなる!
- A社 自己資本10億円/利益1億円 → ROE10%
- B社 自己資本5億円+借金5億円で利益1億円 → ROE20%
B社の方が良く見えるけど、本当は違うんだね。。

このように見かけ上は良く見えても、借金リスクは高まっている可能性があります。
対策として、自己資本比率もあわせて見るのがポイント!
ROEと自己資本比率の違いとは?
混同しがちな「ROE」と「自己資本比率」ですが、役割はまったく違います!
指標 | 意味 | 高いとどうなる? |
---|---|---|
ROE | 株主のお金をどれだけ効率的に増やしているか(収益性) | 効率的に利益を生む企業! |
自己資本比率 | 全体の資産のうち、どれだけ自前の資本でまかなっているか(安全性) | 借金が少なく、倒産リスクが低い! |
◯ROE=稼ぐ力
◯自己資本比率=財務の健全さ
✅ ROEが高くても、自己資本比率が低ければ「借金頼みの利益」かもしれないので要注意です。
✅ 両方をセットで見ることで、真に安定した成長企業を見つけられます!
ROEのチェック方法まとめ
- 高ROE→稼ぐ力がある証拠!
- 借金頼みのROEには注意が必要!
- ROE×自己資本比率のセットで確認すると安心!
まとめ:ROEを使いこなして“効率投資家”へ!
💡 ROEは「株主のお金でどれだけ効率よく利益を出しているか」を示す重要指標です。
💡 ROEが高い企業は成長性に期待できます。
💡 ただ「借金だらけの高ROE」に引っかからないようにチェックしましょう。
📌 ROEは“企業の稼ぐ力”を見るレンズです。
投資判断に迷ったら、まずはこの数字をチェックしてみてくださいね!